ニューエイジの人々
2005年、加勢先生にインタビューした事柄がいくつかあり、まとめたものを久しぶりに読み返しました。
その中から、今お伝えすることで、どなたかのお役に立つかもしれないと思いましたものを、公開します。
今を生きる子供と大人の、ひとつの指標になるのではと思います。
不明確・不明瞭な言い回し、言葉もございますが、それぞれに考えたり、感じたりしていただけましたら幸いです。
ニューエイジの子供について
たまに、「ニューエイジの子供を生む」という役割のクライアントを見かけます。
この「ニューエイジの子供」がどんな子供たちなのかといいますと、それは無垢な、白いキャンバスのような子供達のことです。
この兆しとして、現在多く取りざたされるようになりました「ニート」という言葉が関係しています。
ひきこもりとニートは違います。
ひきこもりは、反発する精神を持っていますが、ニートというのはそれがありません。この無反応であることは、もちろんニートは素晴らしいなどと言うつもりはありませんが、今までの時代に染まらない精神を持っていることとも言えるのです。
この無垢であること、白いキャンバスであることは、時代が「感情から感性へ」と移り変わっていくことを示しています。白は右脳の色です。
では感性の時代になるとどうなるかといいいますと、物事の進行が早くなり、シンプルになっていきます。
学校のシステムというのは、この時代にはもうそぐわないものになります。塾があれば充分だからです。年齢階級に則っているということもナンセンスですし、決まった時間その場所にいなくてはいけないという枠組みは刑務所のようでもあります。
では塾が今のままでいいのかというとそうでもありません。
私は、ヒーリング的な要素が加わった、新たな形態の塾が生まれてくるだろうと思っています。今のヒーリング業界ではない、違う業態がヒーリングというものを取り込み、専門分野に特化したものになるでしょう。
ヒーリングが教育の一旦を担うようになっていくと思っています。
そして白という色が出てくるということは、世の中に黒いものもたくさん出てくることも表しています。白と黒にわかれる、これは宗教的な世界でもあります。新興宗教的なものも、たくさん出てくることでしょう。
ゲームが子供にとって良くない、ということをよく言われています。
何がいけないかというと、リアルな世界とゲーム世界を勘違いすることです。
ゲームでは良くも悪くも「エンド」があります。現世でも同じように「エンドがやってくるのだ」と勘違いしてしまうのです。
私たちに何ができるのか?
では、次世代の子供たちに対して、私たちが何ができるのか。
その無垢な魂をどれだけ後世に残せるか、というバリケードになることです。
世の中の変化として、集合意識が高まります。人はグループで動くようになります。
この力をどのようにたばねていくのか?がこれからの課題となります。
そしてさらにあらゆる速度が加速します。時間の支配です。
現在のところ「早送り」ができるにとどまっていますが、あと三世代もすれば「巻き戻し」が出来るようにもなることでしょう。
物事のだいたいのワン・サイクルとは、だいたいが三世代ですから。
個人を見ても、ひとつのことに熱を持って向かうことができるのは三年が限度です。
集中、解放、ニュートラル、という段階を踏みます。
「3」という数字、この世も三次元ですから、キーワードとなる数字です。
現世と霊界の違いと現状
では「0」は?という質問を受けました。
「0」 というのは現世にはありません。ある方がそれを霊界の「れい」にひっかけていました。
また、「子供が親を選んで生まれてくるのか」という質問を受けました。
魂レベルの強い子供は、自ら親の遺伝子をミックスして作り出すということをします。
霊の世界からみた現世の時間は、非常に遅いのです。ですから、相当な早いスピードで先回りをしてあれこれと手を打ち、両親を結婚させます。
現世において霊が見えるとき、ゆっくり、ゆら~っとしているイメージ、または同時に前にも後ろにも出る、というイメージがあります。これはその速度感の違いからくる現象です。
私は、銀河、宇宙、天などの存在をひっくるめて「霊界」と呼んでいます。
霊界は全く干渉しあわない世界です。熱がありません。
私自身は全く干渉がなく、熱のない世界が幸せなのかどうかは疑問です。人の持つ熱が好きだからです。
霊界には熱がありませんから、争いがおきません。感情を奪われて、支配される世界です。
現世に出てきた霊のみが、感情を表せます。ですから「恨み」「怨念」など、感情が強いのです。
霊界にのみ興味があるのは、精神破壊につながります。
この世界観は、宗教的な世界観と近いものです。宗教は天(霊界)を目指したものであり、お互いに干渉しあわない、一定のルールに則って生活をすることをよしとしているからです。
私たちはもっと現世に楽しいものを作り出さなくてはいけない、と思っています。
それは空間創造がもっとも効果的です。人々が自由意志で集い、そこに空間が生まれる。
この自由意志、選択することができるのは、三次元の世界だけです。
ある意味、今この世に降りてきてはいけない霊界の情報が降りてきて、入り混じっています。
それが集団意識(=霊界=宗教的世界観=感情のない支配された世界のルール)です。
これはリンチなどの集団暴行、はては戦争にもつながる意識です。
集団意識と今後の個人のあり方
その集団意識が世界を圧倒することに対処していくためには、個人で独立し、立てるものを生み出さなくてはいけません。
個人が集団に勝てない、という理屈をひっくりかえすもの。それがアートです。
個人が万人を魅了するアートの世界です。
私たちは、根本から情報操作されています。
ジャンルわけ、カテゴリーわけというものが染み付いている、このことがそうです。
何をみても「どこそこの何々」という情報を追加します。
これは集団意識のベースを作っています。
そうではなく、もっとシンプルに人と仲良くする方法、それが喜怒哀楽です。
快・不快を表現すること、無垢である、ということです。
無垢というものは何かに染まりやすい、と勘違いされますが、染まりません。
この意識を育て、守っていくことが大人である私たちの役割です。
幼児虐待などのニュースも多くなっています。
子供の無垢な状態が、親に壊されるケースです。
親は子供によって自らの過去をなぞりますが、虐待とは、親が子供の意識の速度感がコントロールできないため、バーストを起こしてしまう状態です。
また、子供を持たない人についてですが、このような人たちの課題は、心の解放を起こすことです。他人から生まれた子供でも、愛情を持って育てることです。社会という意味あいは薄くなり、コミュニティというものとなっていく兆しです。
「子供を持ちたくない」と無理に思い込もうとすることも、後世にしこりを残すことにつながります。
私は未来において、集団意識の事件、戦争が起きると思っています。
日本が直撃をくらうことはないでしょうが、軍備機能が上がるでしょう。
経済的自立のみが、この状況を打破できます。
ビジネス業界において、無垢である時代へのメッセージを受け取っている行動が見られます。彼らはこのメッセージを腹で受け取っている人のでしょう。
自己表現できる人たち、人々をたばねようとしない人たち。
「勝手についてくれば?」という姿勢を持っている人たちです。
本能につき動かされるポイントを、大事にできるということです。
しかし政治はそれをかき消そうとするでしょう。
それまでに市民の集団が対抗できる力を育成できるかどうか、にかかっています。
このことに、ひとつのものが評価を受けて、万を動かすアートが貢献します。
芸術の分野が復興してくると思います。これは世界共通の言語です。
音楽はどうか、という質問を受けました。
「音」なら良いのですが、「音楽」となる、歌詞という言葉を持つと、洗脳が起こります。
これからの世の中が消耗する器官は「目」です。見るものです。
個人が立てば起きる動き、これはボイコットという力になるでしょう。
エレメントで捉えるなら
魂の在り方は「水」です。
ミジンコやバクテリアはお互いに干渉することなく、食い合うだけです。
魂の浄化に良いのは、水の世界です。
一番安心する場所です。
魂は唯一、自分から分離して上げられるものです。
肉体は「地」です。単純なもので、重力の法則でもありますが、落ちるだけのものです。
この二つのバランスを取り、エネルギーを循環させているのがスピリット、もうひとつの自分の側面です。